北海道の家づくりデータベース
旭川エリア版(上川・留萌・宗谷)
2026年(令和8年)4月7日(火曜日)

道内の大工職人による企業横断的組織「大工ネットワーク北海道」(船田慎人代表)は9月22日、胆振東部地震で大きな被害を受けた胆振管内厚真町の宅地分譲地「ルーラルビレッジ」で、被災者の要望に応えるボランティア活動を実施した。専門的見地による奉仕活動で被災者を励ました。(一社)北海道ビルダーズ協会(武部豊樹代表理事)の協賛。
大工職人たちを主体とした活動を展開する同ネットワークから14人が参加。厚真町市街地から同ビレッジに接続する道道千歳鵡川線の通行止め解除を待ち、活動前日に計21軒の聞き取り調査の上で、事前に要望のあった15軒を対象に5班に分かれて訪問。主な活動内容は、開口部の開閉調整や屋根板金補修、食器棚や本棚修理などで支援を展開した。(写真:倒壊した木造建築物の解体作業を実施)
被災した住宅のうち、杉井清さん(78)と紀子さん(72)夫妻の築30年のログハウスでは、倒壊した木造の薪小屋の解体作業のほか、住宅の窓やドアの不具合などの調整を実施した。
職人たちによる奉仕活動に、紀子さんは「家が木造のため、専門分野の方々の活動は心の底から望んでいたこと。とても助かりました」と感謝。同協会幹事で大工育成委員会委員長も務める丸三ホクシン建設(石狩市)の首藤一弘社長は「きょうは一人の大工として活動に参加した。こうした取り組みが支援の輪となり、多くの大工仲間たちにも広まっていけば良いと思う」と語った。
大工ネットワーク北海道は、2017年7月に設立。道ビルダーズ協会員に限らず、若手大工の育成と大工職人の地位向上を図る取り組みを目指している。