北海道の家づくりデータベース
旭川エリア版(上川・留萌・宗谷)
2026年(令和8年)4月5日(日曜日)

三五工務店「山郷」の宿泊ヴィラ
道産木材製品の認知度向上と利用拡大を目的として道が認定する「HOKKAIDO WOOD BUILDING(HWB)」の登録件数が、10月1日付で100件を超え、113件になった。同日に一挙に16件が登録され、そのうち6件が三五工務店(札幌市)の申請による施設だった。
道水産林務部林業木材課の担当者によると、10月1日に登録が集中したことにとくに理由はないが、三五工務店の複数登録が大きかったという。同社はこれまでにも7件の施設を登録しており、ローソンと並び最多の登録数となる。
今回登録したのは、5月にオープンした小樽市の複合施設「山郷(さんごう)」内にある1棟貸しの宿泊ヴィラ3棟と店舗・レストラン2棟、東屋1棟。宿泊ヴィラは先行して2棟を登録しており、全5棟とも木造2階建(一部RC造)で、構造材と内装材が道産カラマツ、外装材は道南スギが共通仕様となっている。
この他、10月1日付としては、丸三ホクシン建設(石狩市)が申請した介護事業のソニック(札幌市)事務所が登録。また、大澤産業(石狩管内当別町)が申請し、武部建設(岩見沢市)が設計・施工した菜園・ペレットストーブ付エコアパートかたくりの里とうべつ「空」と「宙」の2棟が登録された。
HWBは、ちょうど4年前の2021年10月1日に三菱地所(東京都)が申請したホテルが第1号に登録された。以来、ゼネコンや大手ハウスメーカーなどが施工した大型施設や特殊建築が多かったが、辻野建設(石狩管内当別町)やキクザワ(恵庭市)の登録もあり、地域工務店による事例が増えていくことが期待される。
道担当者は、「100件を超え、着実に増えていることを嬉しく思う」と話し、今後について「まだ登録施設のない市町村へ広がっていくことを目指したい」と意欲を示した。
地域材の活用は、カーボンニュートラル推進の一環として国を挙げて取り組んでおり、道も力を入れている。HWBは非住宅が対象だが、今年度から住宅を認定する「HOKKAIDO WOOD HOUSE(HWH)」制度がスタートした。現在、第1号登録物件の発表に向けて準備が進められている。
道産木材を使用する住宅の新築・増改築に対し、1戸当たり20万円を補助する「道産木材住宅建設促進事業」の第2回募集も10月20日(月)から始まる。