北海道の家づくりデータベース
旭川エリア版(上川・留萌・宗谷)
2026年(令和8年)8月31日(月曜日)

三井ホーム(東京都)は6月29日、三井ホーム北海道(札幌市)が同社グループとして初めての取り組みとなる木造交番を建設したと発表した。
札幌市に「元町交番」「麻生交番」「北都交番」「北野交番」、恵庭市に「恵み野交番」の全5棟で、平屋および2階建。工事期間は2025年12月から26年5月で順次竣工した。
構造体に国産スギ材のCLTを利用し、工場で組み立てた箱型ユニット。移築、移転が必要な場合に再利用が容易にでき、環境に配慮している。
道産材も積極的に採用。下地材に道産トドマツ、構造用合板やLVLに道産カラマツを使用している他、カウンターや机を道産シラカバで造作した。また、とくに道民に親しまれているシラカバをモチーフにしたアクセントルーバーを外観装飾に施した。構造体の施工は西條産業(小樽市)が担当するなど、道内のさまざまな企業と連携し、地産地消の推進や地域社会の活性化に貢献している。
省エネ性にも配慮し、冬期間の最低室温をおおむね15度以上に保つように設計。外断熱工法でトリプル樹脂サッシを採用し、HEAT20のG2レベルを実現している。また、同社によると5棟を合わせた炭素貯蔵量は82t-CO2で、スギの木99本分に相当するという。
三井ホームは、今後も木の可能性を追求し、脱炭素社会の実現に貢献していくとした。