北海道の家づくりデータベース
室蘭エリア版(胆振・日高)
2026年(令和8年)4月7日(火曜日)

北海道セキスイハイム(札幌市)は、北海道仕様の「スマートハイム」の販売強化策として、2月9日から、定置型リチウムイオン蓄電池(以下、蓄電池)のバリエーションを拡充した。
胆振東部地震によるブラックアウトで、エネルギーのあり方に対する関心が高まるなか、災害対策を強化することで、安心・安全で快適な暮らしの提供をアピールし、受注増を図る方針。
特長は①8kWh蓄電池の導入②大容量太陽光発電システム(PV)+HEMS+蓄電池の3点セットを全邸提案③一般住宅と比べ年間光熱費を約22万5000円削減―の3点。
同社ではこれまで、4kWhの蓄電池を提案してきたが、2倍の8kWh容量を追加した。
昨年の地震では全道で停電となったが、「スマートハイム」(北海道仕様・3点セット搭載)は、494棟で停電時に蓄電池の稼動を確認。停電時間は平均約30時間で、2日間にわたって稼動していた実例もあったという。
「スマートハイム」(北海道仕様)に搭載する蓄電池は、屋内に設置するタイプ。コンパクトなため収納庫などに設置でき、充電に要する時間は8kWhの場合約5時間。
PVを含む電力網に蓄電池をつなぐことで充電し、放電の切り替えなども自動化。利用者の操作に負担がないよう配慮している。停電時も蓄電池から電力が供給されるように自動的に切り替わる。
「スマートハイム」の蓄電池には、「グリーンモード」「経済モード」「非常運転モード」の3つのモードがついている。
「グリーンモード」は、日照時間帯はPVで発電する電力。夜間は蓄電池に充電したPV余剰電力を使い、足りない分を電力会社から購入するスタイル。PVが大容量であるほど、エネルギー自給率が高まる。
「経済モード」は、昼間はPVの電力で生活し、余った分を電力会社に売電。消費電力量の少ない深夜時間帯に蓄めた電力を、電力消費が増える朝晩に使うスタイル。経済的なメリットも得られる。
「非常運転モード」は、停電時に自動で電力を供給する。日中はPVで発電した電力を使用し、余剰分を蓄電池に充電しておくことで夜も電力を使用できるタイプ。PVが大容量であるほど日中の天候の影響を低減できる。
また、「スマートハイム」(北海道仕様)では、PVの発電状態・蓄電池の充放電状態など、PVと蓄電池の活用のために必要な情報がHEMSにより、ひと目でわかる仕組みになっている。
3つのモード搭載で、災害時の停電でも自動的に照明やコンセントが使えるほか、長時間の停電に対応することが可能になった。
同社によると、3点セットに大容量PV、HEMSを組み合わせることで、一般住宅と比べ、年間約22万5000円もの光熱費削減効果があると試算している。
昨年末までに、道内で太陽光発電システムとコンサルティング型HEMS「スマートハイム・ナビ」、蓄電池を搭載した『スマートハイム』(北海道仕様)の累積出荷棟数が660棟を突破したという。
19年度の販売目標は350棟。販売価格(税別)は3.3㎡あたり75万円台(PV、HEMS、蓄電池搭載)から。サイズは幅573㎜×高さ349㎜×奥行500㎜(連結時)。
問い合わせ先は同社企画部。電話011(717)4818。