家づくりコラム

新築住宅の「省エネ基準適合義務化」を知っていますか?

北海道は基準の上を目指す

こんにちは、タテロウです。

すべての新築住宅に「省エネ基準への適合」が義務付けられてから、早くも1年が経ちました。住宅業界では「省エネ基準をクリアしていること」は、車のシートベルトと同じくらい当たり前のルールとなっています。しかし、この1年で見えてきた「北海道ならではの注意点」もいくつかあります。

これから家を建てる人は、最新の情報をしっかりチェックしましょう!

1. 国によって「一定以上の暖かさ」が保証

2025年4月の法改正以降、国の定める省エネ基準(断熱等級4以上)を満たさない家は、建築の許可が下りなくなりました。

現在、北海道で新築されるすべての家は、公的に「一定以上の暖かさ」が保証されていることになります。これにより、かつてのような「新築なのに冬に寒くて耐えられない」という失敗は大幅に減りました。これは施主様にとって非常に大きな前進です。

2. 北海道は基準の上を目指す

しかし、義務化された基準(等級4)はあくまで最低ライン。今、北海道で本当に快適に暮らすために注目されているのは、その上を行く「断熱等級6」と「断熱等級7」です。

そもそも断熱等級って何?

断熱等級は、住宅の「熱の逃げにくさ」をランク付けしたもの。その基準となるのが「UA値(外皮平均熱貫流率)」という数値です。
UA値とは、家全体から熱がどれだけ逃げるかを示す数値
数値が小さいほど、魔法瓶のように熱を逃がさない、高性能な家であることを意味します。

また、省エネ基準には地域区分があり、日本全国で8地域が市町村単位で指定されています。寒冷な地域ほど、より厳しい基準が求められ、南下するにしたがって緩くなっていきます。北海道は一番厳しい1・2地域(一部3)です。

3. 北海道(1・2地域)の基準値を知ろう

北海道は日本で最も寒いエリア。そのため、本州よりも厳しい基準が設定されています。

断熱等級4:UA値0.46→2025年からの義務基準。北海道では「最低限」。
断熱等級5:UA値0.40→ZEH水準。現在の標準的な仕様。
断熱等級6:UA値0.28→付加断熱が必須の高性能。
断熱等級7:UA値0.20→最高峰!世界トップクラスの断熱性能。

4. 2026年、私たちが選ぶべき基準は?

義務化から1年経った2026年現在、「等級4では物足りない」というのが北海道の共通認識になりつつあります。また、国も2030年には、新築住宅で「等級5」のZEH水準を確保すると表明しています。

光熱費の高騰が続く中、最初にお金をかけて「等級6以上」にしておくことは、35年ローンを払う期間のトータルコスト(ローン返済+光熱費)で考えると、実はおトクな選択になることが多いのです。

まとめ:数字の先にある「心地よさ」

断熱等級は単なる性能の証明ではありません。それは、真冬の朝に布団からサッと出られる喜びや、光熱費の請求書を見てホッと安心できる暮らしの土台です。

「わが家はどこまでの性能を目指すべき?」と迷ったら、ぜひTATERUBEで各社の「UA値」をチェックしてみてください。

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