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J建築システムがプレ内覧会とセミナー

J建築システムがプレ内覧会とセミナー

新社屋「Jプラザ」2号館完成

J建築システム(札幌市)の新しい社屋「Jプラザ」の2号館がこのほど、札幌市南区川沿2条3丁目に完成し、12月4日にプレ内覧会が開かれた。同社とゆかりの深い建築・住宅事業者や設計事務所、学術・研究機関などの関係者が集まり、高度な木構造設計技術とJ―耐震開口フレームを生かしたシンボリックな建物を見学した他、記念セミナーも行われた。

2.2mの跳ね出し

プラザ2号館は延床面積166.71㎡の木造軸組工法2階建で、1階がワークスペース、2階が社長室となっている。最も特徴的なのは2階の構造で、通常のJ―耐震開口フレーム(BOX型)3本と耐力7倍の新J―耐震開口フレーム(BOX型)1本を使用し、壁や柱が最小限の開放的な空間を作り出した。

眺望が開けた北東側はほぼ全面が開口で豊かな自然の景観を望めるが、高耐力な新J―耐震開口フレームによって構造のバランスが保たれている。さらにこの開口部分は1階の外壁面から2.2m跳ね出したキャンティレバー構造になっていて、この建物を象徴する外観のアクセントとなっている。

内装は一部に畳や障子など和のテイストを取り入れ、天井仕上げには貴重な道産ヒバを使うなど、随所にこだわりが詰まった社長室の趣に、多くの見学者が興味津々で見入っていた。

同じ敷地内にはすでにJプラザ1号館と3号館があり、社屋やセミナールームとして使用されている。今後、新たに完成した2号館も含めてこの建築群が同社の中心的な拠点となる。

長年の縁が紡ぐ歴史

内覧会に続けて行われた記念セミナーで手塚純一社長は、この日お披露目した2号館について「キャンティレバーの跳ね出しをどこまで出せるか挑戦した。構造がデザインする。まず屋台骨となる構造があって、そこからデザインが生まれる」と強調。集まったさまざまな関係者との縁を回顧しながら、同社がこれまで取り組んできた技術開発の原点となった思いや根幹となったアイデアについて改めて語った。

セミナーの冒頭で、耐雪・耐震道産木住宅推進協議会の副会長を務める竹内建設(札幌市)の竹内俊朗会長があいさつ。「(J建築システムは)木造建築に関するあらゆることを30数年間一緒に取り組んできたパートナー。その集大成であるJプラザがこうして完成したのは感慨深い」と祝意を伝えた。
北海学園大工学部の植松武是教授は官民共同研究の技術開発などについて語った他、J建築システムが植松教授と連携して実施している学生支援の取り組みも紹介。この取り組みをきっかけに同社に入社した若手社員二人による体験発表も行われた。

また、J―耐震開口フレームを使った設計に長年取り組んできたエープラス建築設計(札幌市)の名古屋英紀氏は、これまでの作品の事例を見せながら実践的な設計のノウハウを公開。「J―耐震開口フレームとセットでデザインを考え、設計の自由度が広がる。実際に使ってみて得られた知見をこうしてフィードバックすることで、またいい建物が生まれる」と語り、意匠と構造の双方向的な関係性を強調した。

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