北海道の家づくりデータベース
北見エリア版(オホーツク)
2026年(令和8年)4月7日(火曜日)
今年1月1日時点の地価公示で、住宅地の地価上昇率が全国1位となった後志管内倶知安町。
民間による宅地開発としては同町で過去最大規模となる33区画の「ウィズランド倶知安」で6月1日、宅地の販売が始まった。所在地は倶知安町北6条東2丁目3番1ほか。JR倶知安駅から徒歩17分。
売り主は北海道セキスイハイム(札幌市)。販売開始と同時に倶知安営業所(北3条東1丁目)を開設した。このほか、土屋ホーム(札幌市)、住友林業(東京都)、日本ハウスホールディングス(同)の3社が販売代理を行う。
総開発面積は1万4884.35㎡。施工は道央環境(札幌市)。今年10月下旬に竣工の予定。
33区画のうち、セキスイハイムが20区画(うち7区画はアパート用地)、土屋ホーム7区画、住友林業と日本ハウスHDがそれぞれ3区画。いずれも建築条件付き宅地として販売する。
4社の注文住宅用地(26区画)の1区画あたり最大面積は375.07㎡、最小314.29㎡。平均326.52㎡。
セキスイハイムが販売する13区画の販売価格は864万~1020万円。1区画の平均坪単価は9万6000円。6月1日と2日に合わせて5組の申込みがあったという。アパート用地はすでに完売した。
町内では、北海道新幹線の新駅建設に伴い、今年から段階的に立ち退きを迫られる住民が出始めている。倶知安高校周辺では、町の施行による約100区画の宅地開発が進められているが、最初の住民グループが立ち退き期限を迎える来年3月までに竣工できない見込みという。セキスイハイムなど4社は、立ち退く住民の住み替え需要に期待している。
セキスイハイムが倶知安町に進出した狙いの一つがアパート需要。倶知安町とニセコ町では、外資系のホテルやコンドミニアムの建設ラッシュが続いており、従業員宿舎が不足している。「1Kの間取りで月額8万円と、首都圏並みの家賃水準でも、すぐに満室になる」(同社)という。そのため同社は、全国のセキスイハイムグループの中でも初となる、自社保有の収益物件のアパートを建てる計画も進めている。
「10年後まで旺盛なアパート需要が続くとは限らないが、新幹線や高規格道路などの工事は今後も続く。10年間で償却できればリスクはほとんどない」(同社)とみている。