北海道の家づくりデータベース
札幌エリア版(石狩・空知・後志)
2026年(令和8年)6月10日(水曜日)
南幌町の「みどり野きた住まいるヴィレッジ」がオープンした6月2日、モデルハウス前の特設会場でトークショーが行われた。
トークショーはアトリエmomo(札幌市、櫻井百子代表)が設計し武部建設(岩見沢市、武部豊樹社長)が施工したモデルハウス「てまひまくらし」のプランやコンセプトについて、櫻井氏と武部建設の金子大介建築部長、モデル内の円卓と曲線ベンチなどを製作した家具職人で、家具工房旅する木(石狩管内当別町)の須田修司代表、家具・インテリアデザイナーで、衣住ごと(札幌市)の藤井亜矢社長の4氏が「家具とイエのお話」をテーマにディスカッション。ヴィレッジアドバイザーで(公社)日本建築家協会北海道支部の照井康穂副支部長が同プロジェクトの趣旨などを補足説明した。
同ヴィレッジは、暮らしの質を大切にする「クオリティ・ファースト」を提案し、利便性や量だけでは測れない豊かさを追求。①小さく豊かに暮らす②この町で暮らす③長く丁寧に暮らす―の3点を主要コンセプトに掲げている。
藤井氏は「日常の暮らしにおいて、『人と家具と家』は互いに関係し合っている。家づくりと家具選びを同時進行で行うのが重要」と前置き。「家具は次世代に受け継がれ、時代を重ねていくもの」とも話し、須田氏に「長く使ってもらうために大切なことは?」と質問。須田氏は、欧州の家庭で「これは祖母が使っていた家具」などと聞く機会の多いことに触れ、「オーダーメイドの家具は二度と同じ味は出せない。木は人間と同じ生き物で、直射日光や湿度に注意すべき。例えばテーブルは湿度によって寸法が変わる。たまに測ってメンテナンスすると愛着も湧き、喜びを実感できる」とアドバイスした。