北海道の家づくりデータベース
札幌エリア版(石狩・空知・後志)
2026年(令和8年)5月24日(日曜日)

札幌市の中心部に新しい常設の総合住宅展示場が今年9月にオープンする。札幌テレビ放送が主催する「STVハウジングプラザ ギャラリー北円山」で、このほど概要が明らかになった。北海道電力の所有地に10区画を整備し、本州系ハウスメーカーなど9社が各1棟のモデルハウスを建設。1区画が出展準備中。高級感のあるハイグレードな住まいを望む客層と、現実的でありながらもプレミアム感のある住まいを求める客層の双方をターゲットに、道内全域からの集客を図る。モデルハウスはスマート電化を基本仕様としたプランで、インフォメーションハウスにはエアコンや温水パネルなどの電化機器を展示する。
アッパーミドルをメインターゲットに
■北電所有地に建設
札幌テレビ放送が主催する総合住宅展示場としては、2007年11月にオープンした「STVハウジングプラザ北24条」以来14年ぶり。

所在地は札幌市中央区北5条西17丁目13-2。北電が所有する2915㎡の敷地に「Premium(プレミアム)ゾーン」8区画と「Real(リアル)ゾーン」2区画の計10区画を整備する。プレミアムゾーンは1区画の面積が201.5㎡。富裕層をメインターゲットにした高級感のある住まいを提案。リアルゾーンは186.0㎡で、スタンダードでありながらもプレミアム感を得られる住まいを提案する。出展準備中の1区画を除く9区画でモデルハウスを建設し、今年9月11日(土)にオープン予定。展示期間は2029年2月28日までの7年6ヵ月。定休日は毎週水曜と年末年始。駐車場は出展社用を含めて100台分を用意している。
展示場全体のコンセプトとして、札幌圏域を中心とするアッパーミドル(中流階級の上位層)をメインターゲットに、現在の生活と住まいに比べワンランク上の贅沢や高級感を得られる住まい方、最先端の住宅機能・設備を提案する。各モデルハウスはコロナ禍で需要が高まっているテレワークに対応した居住空間や、「新しい生活様式」を反映した住まいづくり、さらに災害に強い住宅をアピールする。
■キッチンで実演も
出展するのは、プレミアムゾーンがスウェーデンハウス、積水ハウス、日本ハウスホールディングス、ミサワホーム北海道、一条工務店、土屋ホーム、大和ハウス工業、住友林業の8社。リアルゾーンはユニバーサルホームで1区画が準備中。いずれも中央区内でモデルハウスを公開したり、重点的な営業活動を行ったりしたことのある住宅会社。
モデルハウスはいずれも「スマート電化」仕様。給湯・暖房にヒートポンプ機器、キッチンにIHクッキングヒーターを使用し、電力契約は北電と結ぶ。
他の住宅展示場と異なる特徴を持つのがインフォメーションハウスだ。住宅展示場では数少ない2階建で、延べ床面積は1階が76.46㎡、2階は77.28㎡の計153.74㎡。1階にエアコンや温水パネル、ヒートポンプ式融雪機器など電化機器を展示。2階は電化機器のほか、セミナールームやシステムキッチンの実演コーナーを設置し、来場者を対象に調理実演なども行う。インフォメーションハウス周辺のロードヒーティングは電気を熱源とし、EV(電気自動車)の充電器スタンドも設置する。
出展各社は高額所得層の来場を見据えたモデルハウスの設計プラン作成をほぼ終えており、今後は建築工事に全力を挙げていく。