北海道の家づくりデータベース
札幌エリア版(石狩・空知・後志)
2026年(令和8年)5月24日(日曜日)
滑りにくいシリコンコートを提案
■動線でアドバイス

大和ハウス工業(大阪市)は「猫と暮らす家、犬と暮らす家」のカタログや実例集を発行し、ペットとの暮らしを家づくりに取り入れている。
同社北海道支社は、「コロナ禍で急増したわけではないが、ペットに配慮した住まいの需要は年々増えている」(住宅事業部)と話す。最近は子どもの独立を機に犬猫を飼い始めるOB客が増え、ちょうど新築で建てた家のリフォーム時期に重なるため、併せてペットのためのリフォームを行うケースがみられるという。
施主の要望で真っ先に上がるのは床。通常のフローリングは滑りやすく、股関節を痛めたり、モノにぶつかったりする事故が起きる。同社ではシリコンコートやコルク材のフローリングを提案している。デザイン性が良いタイルを使うこともある。ペットドアや専用のシンク(洗い場)もニーズが高い。
また、キャットウォークやキャットステップは猫の動線を作るものだが、間取りのプランニングから考慮する必要がある。「ペットのための家づくりをトータルでアドバイスできることが強み」(同社)と話す。
■性能から選ばれる
南原工務店(岩見沢市)は、ペットを飼う施主の家を年に2〜3棟施工している。施主の要望で多いのは、「ペットのために温度差のない住まい、においの少ない住まいがほしい」というもの。同社が採用するファース工法は断熱・気密性の高さに加え、空気清浄に優れている点も特長。エアコンによる全館空調で夏も涼しく過ごすことができ、暑さに弱いペットにとって快適な環境という。
大建工業(大阪市)もペット用の建材を多く取り揃えている。同社北海道支店は、「コロナ禍のペット需要は増えていると感じる」と話す。昨年8月に猫用の建材を拡充させて、ペット向けのカタログを改定したところ、工務店の設計者などから問い合わせが増えたという。
同社は床、壁、天井の建材でペットのための住まいをサポート。傷に強い、変色しづらい、匂いを吸着するなど飼い主の悩みを解決する機能を備えるほか、ペットの泣き声に対する防音効果もある。収納とキャットウォークを組み合わせたシェルフなどアイテムも豊富だ。
同社はコロナ禍を踏まえ、Webツールの充実を図った。「施主がイメージしやすい動画など、設計する方の提案に役立つコンテンツがあるので活用してほしい」とアピールする。