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ハウスメーカーのコロナ対応商品

コロナ禍の収束が見えないなか、テレワークをはじめ新しい生活スタイルが定着しつつある。
住宅業界ではそんな家での過ごし方に合わせた様々な提案が生まれている。感染防止対策やウィズコロナに対応したハウスメーカーの商品を特集した。

■ 抗ウイルス仕様で安心

日本ハウスホールディングス

日本ハウスホールディングス(東京都)は、快適住宅シリーズ「抗ウイルス・抗菌」対応住宅を8月から10月まで全国400棟限定で発売している。 国産檜を柱や土台に用い、ZEH仕様にした従来の快適住宅シリーズに、価格を据え置いたまま抗ウイルス・抗菌効果のある資材を採用した。 床は檜化粧無地フローリングに「抗ウイルスセラミック塗装」を施工。フローリング表面に付着したウイルスを不活性化させる効果がある。 壁と天井は光触媒コーティング剤の「パーフェクトクリーンコート」を施工。光触媒作用により発生した活性酸素が、ウイルスの外膜を酸化分解することで抗ウイルス効果を発揮する。 リビングなどには光触媒で除菌や消臭を行うカルテック(大阪市)の空気清浄機「ターンド・ケイ」を設置する。

「床、壁、天井、室内を抗ウイルス・抗菌とすることで室内空間すべてがコロナ対策になる」(札幌支店)とアピールする。
札幌支店ではゴールデンウィークにオープンした宿泊体験モデルハウスが、ステイホームで住まいを見直したい家族に好評だという。賃貸から新築戸建への住替えが期待でき、「家族にとって家がいちばん安全で安心な場所であってほしい」(同)とアフターコロナを見据えている。

■ 20代をターゲットに

スウェーデンハウス

スウェーデンハウス(東京都)は8月6日、20代の若年層をターゲットにした商品「SAKITATE」に新しい生活様式に合わせた提案をプラスした「SAKITATE Limited2020」の販売を開始した。期間限定で10月末までに請負契約を結び、来年3月末までに引き渡すことが条件。

「SAKITATE Limited2020」は、①非対面で受取りができる宅配ボックス②帰宅後すぐに使える手洗いコーナー③レバーに触れることなく吐水や止水ができるタッチレス水栓④テレワークに対応するワークスペース⑤家族みんながストレスなく使えるフリースタイルルーム――の5点を提案している。
リリース直後、20~30代前半の顧客を中心に具体的な商談の希望が10数件入るなど「子育て世代の家づくりに対する関心の高さとリモートワークへのニーズに手ごたえを感じている」(同社営業推進部)という。
「SAKITATE」シリーズは2011年から販売しており、今後は初期オーナーのリフォーム需要が見込まれることから、「安心な住まいのあり方について具体的なイメージを用いて広くアピールしていきたい」(同)と今後の展開を見据えている。

■ テレワークを快適に

大和ハウス工業

大和ハウス工業(大阪市)は、6月1日から同社オリジナルのテレワークスタイル「快適ワークプレイス」と「つながりワークピット」の提案を行っている。
快適ワークスタイルは、仕事に集中できる防音仕様のクローズド空間。同社が開発した快適防音室「奏でる家」の技術を採用し、室内の響きのバランスを整える独自の音響アイテム「コーナーチューン」を設置した。狭小空間でも声が反響しないため、WEB会議でも音声がクリアだ。
また、安定した通信状態を維持するための専用のWi―Fiアクセスポイントも設置。仕事モードやリラックスモードなど気分によって調光できるLED照明や、オフィスデスクと同等の奥行き60㎝のデスクを採用している。

つながりワークピットは、仕事と家事・子育てを効率良く両立させるためにリビングとつなげたセミクローズ空間。リビングとの仕切りに窓を設けることで家族とほどよい距離感が生まれ、効率的な仕事ができる。
札幌市内の分譲地に11月にオープンするモデルハウスに「つながりワークピット」を組み込む。「提案すると興味を示すお客様が多い。テレワークの浸透によって道外からの移住者も増加すると言われており、このスタイルを活用していきたい」(北海道支社)と期待する。

■ 家族の大空間リビング

積水ハウス

積水ハウス(大阪市)は8月4日、仕切りがなく自由にレイアウトできる大空間・大開口リビング「ファミリースイート」に、在宅ワークなど新型コロナウイルス対策に対応した戸建住宅の新コンセプトモデル「ファミリースイート おうちプレミアム」を、沖縄県を除く全国で発売した。

「ファミリースイート おうちプレミアム」は高い耐震性と設計自由度、ZEH対応可能な断熱性などを備えた戸建住宅。1階は最大スパン7m、2階は同10mの柱や壁のない大空間が可能。その広さを活用し、コロナ禍の新たなライフスタイルとして①在宅ワーク②おうちでフィットネス③うちdeバル――の3つを提案している。

①はリビングの一角に在宅ワーク用のコーナーを作る。家具を置くだけで集中できるスペースになる。防音仕様の小部屋も可能。
②はステイホームによる運動不足解消などが目的。アシックス監修のオリジナル運動プログラムも公開している。
③はバーのような非日常的空間を設けること。外食も自粛が求められるなか、家でお酒や肴を楽しめるような演出をする。
同社札幌支店も顧客の反応に「手応えを感じている」といい、「リモートワークや家飲みは今後定着していく。家で過ごす時間を楽しくする提案を続けていきたい」と話す。

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