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藤城建設 新ブランド「平家製作所」常設モデルオープン

藤城建設 新ブランド「平家製作所」常設モデルオープン

昨今、平屋住宅が人気を集めている。道内でも2017年の戸建注文住宅の建築確認戸数のうち、平屋(1階建)の割合が10・5%(北海道住宅通信社調べ)を占めるなど需要が高まっている。背景にはミドル世代の建て替えや子育て世代のマイホーム取得に際し、シンプルで燃費が良く、低コストの家を求める傾向が強くなっているためとの分析もある。

高断熱・高気密ローコスト住宅の「ゆきだるまのお家」を手掛ける藤城建設(札幌市、藤城英明社長)は昨年9月、平屋(1階建)住宅を専門に取り扱う新ブランド「平家製作所」を立ち上げ販売を開始。今年3月末に、札幌市東区に常設モデルハウスをオープンした。

同社は、消費増税後の住宅受注状況が悪化することを見込み、さらなるローコスト化を進めるために平屋住宅を企画。「平家製作所」は1LDK〜3LDKまでの全25プラン。全方向に出入口を設けられる企画で、様々な家族形態と土地状況に対応している。

同社によると「ローコストで集客しているが、安い住宅の販売が目的ではなく、燃費やランニングコストが良い、高性能の住宅を広めるために平屋を専門化した」と話す。

同社の別ブランド「ゆきだるまのお家」は32坪ほどの住宅で真冬でも暖房、給湯、電気代を合わせて月に1万5000円から2万円位で賄えるという燃費の良さ。「平家製作所」は同ブランドで培ったノウハウを生かし、住設機器や内装建材を同一のメーカーに特化することでローコスト化を実現。断熱と構造体は変えずに、高断熱化と日射取得の設計プランをしっかり立てることで、蓄熱により暖かい家が可能になった。オプションの太陽光パネルは屋根の向きと傾斜により、自然に雪が落ちる工夫もされているが、屋根ではなく壁に取り付けるプランもある。

企画型住宅だが、札幌郊外での広い土地や田舎でのスローライフが人気といった背景の中、大規模の平屋を希望する高額所得層にも対応し、土地に合わせたフリープランでの対応も可能。

本体価格は660万円から1110万円。顧客への提示価格は本体価格と付帯工事費を含め全て税込みで提示するため、消費税が10%になっても土地セットで税抜き1500万円台以内に収まる。オプションでZEH仕様にも対応している。

すでに今年の施工分の予約は締め切り、現在100人が着工まで1年待ちの状態だという。

購入層は、50代、60代の土地持ちの建て替え層が中心。最近は、親から土地を譲り受け、建て替えを希望するミドル層が増えているという。こうした世代は、すでに子供が独立し、夫婦2人世帯が多く、大きな家や、ややもすると物置場になりがちな2階の部屋を必要としないという。

一方、若い子育て世代にも、3LDK(土地別)1500万円ほどのプランの人気が高いという。通常プランでも子供部屋を十分確保できるが、三角屋根のため、リクエストによっては屋根裏にロフトを設けることも可能。藤城社長は「うちは設計士が営業を担当しているため、平屋の企画型であっても、プラン変更ができるのが強み」と話す。

暖房はFF式石油ストーブ1台で全室を賄う。熱が移動しやすいように、内装ドアの上部は天井に接しているため、熱の移動がスムーズ。出窓を標準化し、その下にストーブを配置することで広い居住スペースを確保している。設備機器なども、節水や環境に優しくエコな商品を標準装備。

すべてのプランで倒壊シミュレーションを行い、耐震等級だけでは表せない耐震性を確保しているのも特長のひとつ。

外皮平均熱貫流率(UA値)は0・28〜0・32W/㎡Kと、「ゆきだるまのお家」と同等の性能。「未来の子供たちに良い環境を残すこと」をテーマにしている同社は、建物だけではなく、土に触れあえる環境や健康に配慮した建材などにもこだわっている。

断熱性能の向上が健康へ好影響を及ぼすという研究結果にも着目し、「健康で暖かい家」をキーワードに販売拡大を図る。

同社は今後の方向性として地元を軸に多ブランド化することで、地域ナンバーワン企業を目指すという。

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