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藤城建設 脱炭素住宅の展示場

藤城建設 脱炭素住宅の展示場

3ブランドのモデルハウスを新設

藤城建設(札幌市、藤城英明社長)は、東区中沼町の本社近くの所有地に「ゆきだるまのお家」「平家製作所」「NORTH LAND PRIDE(ノースランドプライド)」の各ブランドの新しいモデルハウスを相次いで建設し、「FUJIKI総合住宅展示場(仮称)」として6月下旬にオープンする。

平家製作所モデルは4月29日から、ゆきだるまのお家モデルは5月28日から公開されており、残る1棟も6月公開予定。いずれも太陽光発電システムを搭載した省エネ・再エネ型のモデルハウス。ブランドごとに異なる価格帯で顧客の予算に合わせた「手の届く脱炭素住宅」を提案する。

■ G2グレードに統一

第一弾の平家製作所モデルは床面積26坪で販売価格帯は2000万円台前半。コンパクトに収めて価格を抑えながらも、収納スペースは多めに取り、可変的な間取りでさまざまな生活スタイルに対応できるようにした。ファサードに道南杉を張った物置を配し、外観にも特色を出した。

ゆきだるまのお家モデルは2階建で床面積30坪、価格帯は2000万円台後半。ノースランドプライドモデルは2階建で床面積32坪、価格帯は3000万円台前半に設定されている。

外皮の仕様は全モデルで統一しており、断熱材は外壁の軸間に高性能グラスウール16kを105㎜、付加断熱としてフェノールフォーム60㎜を外張り。床断熱はグラスウール155㎜、天井断熱は小屋裏に吹込みグラスウール320㎜。

開口部はトリプルガラス樹脂サッシ、高断熱玄関ドア樹脂複合枠仕様。換気は消費電力の少ないDCモーターの第一種熱交換換気システムを採用している。UA値は最もコンパクトな平屋で0.24W/㎡K、2階建の2棟は0.26W/㎡Kで、いずれもHEAT20のG2グレード相当だ。

■ 用途に応じた再エネ

太陽光発電はパネルの設置を自社施工で行うほか電気工事の発注コストも精査し、普及価格帯での提供を目指した。3棟すべてのモデルに搭載したことで、来場客には最初から太陽光発電が選択肢に入った状態で提案ができる。今後、導入する顧客が増えていけば、さらに機器の仕入れコストを下げられると見込む。

パネルの使い方は各モデルのコンセプトによって違いがある。平屋モデルは緩勾配の屋根に容量7.02kWのパネルを搭載。積雪期を除く日中の発電により年間光熱費を低減することに主眼を置いている。

他の2棟には屋根面に加えて壁面パネルを設置。同社は2020年から壁面パネルを設置したモデルハウスで積雪期の発電量データを収集する実証実験を行っており、今回のモデルハウスにもその知見が生かされた。

ゆきだるまのお家モデルは屋根面に4.68kW、壁面に3.51kW、合計8.19kWのパネルを搭載。積雪期や災害などで停電が起きた時も、日中に最低限の電気を確保できる。

ノースランドプライドモデルは屋根面に7.8kW、壁面に6.24kW、合計14.04kWのパネルを搭載。積雪期でも十分な発電量が期待できる。さらに5kWの蓄電池2台を備え、夜間や停電時などでも必要な電気を供給できるようにした。BELS評価でZEHの基準を満たしている(他の2棟はNearly ZEH)。

■ 分かりやすい選択肢

一言でZEHや再エネと言っても顧客の予算やニーズはさまざま。来場客は3棟を比較することで、最も自分のライフスタイルに合った脱炭素を考えることができる。 同社は3月にホームページをリニューアル。以前はブランドごとに独立したサイトだったが、入口を一本化して各ブランドの特色や違いを明確に比較できるようにした。今回のモデルハウスも同様に、顧客に目に見える分かりやすい選択肢を与える仕掛けとなりそうだ。

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