北海道の家づくりデータベース
札幌エリア版(石狩・空知・後志)
2026年(令和8年)5月24日(日曜日)

札幌市内の中堅ビルダー竹内建設(竹内哲也社長)はこのほど、建築家と建てる家「R+house(アールプラスハウス)」月寒東モデルハウスをオープンした。
R+houseは、「建築家と建てる家を、身近に、手軽に」をテーマにした家づくりの全国ネットワーク。住宅コンサルティング会社のハイアス・アンド・カンパニー(東京都)が運営しており、同ネットワークに登録している建築家が派遣されて設計(プラン)を担当し、地域の加盟工務店が営業・施工・管理などを行う。
竹内建設で新築営業を担当する日下知之課長は、同商品を取り入れた理由を「デザインだけではなく標準性能も高い。高性能住宅を建築家と一緒に建てるというコンセプトが、こだわりのあるお客様の要望にマッチし、時代のニーズに合っていると感じた」と話す。

R+houseの断熱・気密性能は地域により違いはあるが、竹内建設ではUA値0.23〜0.28W/㎡K、C値0.5㎠/㎡以下を標準とする。「HEAT20のG2をクリアする」(同社)数値だ。外側と内側に断熱材を施すW断熱で、全ての窓にトリプルガラスを採用している。
モデルハウスは、豊平区月寒東3条18丁目に立地し、数年は常設展示場として公開する予定だ。設計はアーキテクチャー・ラボ KONオフィス(東京都)主宰の今知亮氏が手がけた。
5月に完全予約制でオープンしてから6月末までに約30組が来場し、商談や契約も順調に進んでいる。顧客の反応は、これまで見て来たモデルハウスに比べて新鮮な印象を持つそうだ。趣味を重視する夫婦が多く、建築家らしいアイデアに「ワクワクする」という。

1階に居室とバスルームを集約し、2階は22.3畳のゆとりあるLDKに畳スペースと書斎が連なる。2つのテラスと2つの吹き抜けが特徴的で、外部と内部のつながり方の工夫が面積以上の広さを感じさせる。
また、寝室や子ども部屋にクローゼットを設けず、代わりに家族が共有するファミリークロークを採用したのも独創的。
R+houseの家づくりで、どの建築家が担当するかは、施主が最初に作成する「住宅要望書」をもとにネットワーク本部が選定する。
設計上のルールを設けたり、共通部材を全国ネットワークによるシステムを活用し発注したり、「建築家が建てる家」をシステム化することで低コストを実現している。
日下氏は、導入から3年後までを見据えた販売目標を掲げ、「営業担当の増員も考えている。R+houseは家づくりの仕組みだけではなく、売り方のマニュアルも仕組み化されている。そのノウハウを自社のものとし、社員の成長につなげたい」と期待する。