北海道の家づくりデータベース
函館エリア版(渡島・檜山)
2026年(令和8年)4月5日(日曜日)

(一社)北海道ビルダーズ協会は6月26日、職業説明会を旭川高等技術専門学院で開催。同学院建築技術科の生徒らを対象に、同協会の会員工務店8社がそれぞれ説明を行った。
同会は今年で3回目の開催となり、昨年度は2人の生徒が説明を行った工務店に就職した。今年は大工を志望する旭川工業高校の2人を加え、計22人が参加した。
最初に同協会大工育成委員会の首藤一弘委員長(丸三ホクシン建設社長、石狩市)があいさつし、職業としての大工について説明した。建築大工がピーク時の90万人から30万人に激減している状況を話し、現在、国を挙げて大工を育てる取り組みを懸命にしていると強調。「これから賃金が上がっていき、福利厚生も良くなる」と展望を示した。また、能登半島地震の復興において同協会が大工を派遣し、木造応急仮設住宅の建設に従事したことに触れ、「災害対応のためにも国が職人育成のための環境整備をしている」と伝えた。
企業プレゼンテーションでは各社ともスライドを用い、どんな住宅を建てているか、在籍している大工の働き方やエピソード、スキルアップのためのサポートや研修会などについて説明した。
企業別相談会では参加者がグループに分かれて、一社ずつ質疑応答を行った。ある工務店は、「学校とのつながりを大切にすることが若手の採用の一歩」と言い、学生と触れ合う機会があれば参加するよう心がけていると述べた。「うちの会社にインターンに来たいと話した学生がいた」と、手応えを感じている工務店もあった。
同協会は、札幌高等技術専門学院でも同様の職業説明会を行っている。また、小樽市にある北海道職業能力開発大学校では、地域工務店について解説する特別講義を実施。学生と工務店の接点を作る取り組みを続けている。