北海道の家づくりデータベース
札幌エリア版(石狩・空知・後志)
2026年(令和8年)4月7日(火曜日)

(一社)北海道ビルダーズ協会(武部豊樹代表理事)は10月17日、大工ネットワーク北海道と共催で「第3回削ろう会in北海道」を岩見沢市内で開催した。 削ろう会in北海道は、かんなで木をいかに薄く削るかを競うイベント。大工技術の向上のほか、道内の新人大工の育成のための仲間づくりと大工職人の交流を目的としている。
今年は新型コロナ対策で参加人数を限定し、大工ネットワーク北海道に所属する大工職人など47人が一般大工の部に参加。U20大工の部には、道立札幌高等技術専門学院の学生4人が参加した。
鵤(いかるが)工舎(栃木県塩谷町)の小川三夫棟梁や削ろう会本部からの参加もあり、かんな名人の川口泰弘氏と全国削ろう会優勝経験者の久保正幸氏が削りの実演や大工道具に関する研修を行った。
削ろう会本部の競技台の周りには、始終その技を見たい職人たちが集まり、「かんなで削った木の表面は水も通さない」という小川棟梁の言葉とともになめらかで美しい削りに魅入っていた。
2時間30分にわたる熱戦で、優勝したのは一人親方の山口博行氏。アベレージは13ミクロンだった。2位はミナミ石油(札幌市)の玉城一平氏で14ミクロン、3位は武部建設の吉野敏夫氏の15.6ミクロンだった。
削ろう会の終了後、「第4回大工ネットワーク総会」がホテルサンプラザ(岩見沢市)で開催された。
北海道ビルダーズ協会大工育成委員会の首藤一弘委員長(丸三ホクシン建設社長)が大工育成活動内容について報告。北海道職業能力開発促進センター(ポリテクセンター北海道)と連携して実技研修会を継続して行うほか、新人大工を対象とした座学研修会や技能向上研修会など数々の研修会の開催を報告した。
次いで小川棟梁が「棟梁を目指す若者たちへ」をテーマに講演。「建築は人間の五感に訴える最高の芸術作品。頭で考えるより五感を磨くことが大切」と語った。講演に続き、小川棟梁と若手大工のトークセッションも行われ、「仕事をする上で大事にしていること」などの質問があった。

小川棟梁と若手のトークセッション