北海道の家づくりデータベース
函館エリア版(渡島・檜山)
2026年(令和8年)4月7日(火曜日)

北海道職業能力開発促進センター(ポリテクセンター北海道)は4月11日、2025年度「見習い大工育成研修会」の初回講習を実施した。
今年度の参加者は10代から20代の5人。丸三ホクシン建設(石狩市)から2人、エーステック(江別市)、キクザワ(恵庭市)、三五工務店(札幌市)からそれぞれ1人の新人大工が参加した。
これから3年間の研修を通して大工の基本技術を磨き、さらに現場で関わる電気、給排水、クロス貼りなどの専門工事の知識も身に付ける。
同研修会は(一社)JBN・全国工務店協会の大工育成プロジェクトの一環として(一社)北海道ビルダーズ協会(武部豊樹、菊澤里志代表理事)が同センターに依頼し、育成プログラムを開発したもの。2017年から毎年参加者を募り、3年間のカリキュラムを実施している。
同協会大工育成委員長の首藤一弘氏(丸三ホクシン建設社長)があいさつし、「現在の実際の現場では電動工具が主流。しかし、手加工という基礎がなければ大工という仕事はなり立たない。この講習で大いに学んでほしい」と呼びかけた。 続いて講師の橋本正治氏が「一級技能士の取得はゴールではなくスタートライン。積極的に学んで、いずれは自分自身が後輩を育てられる大工になってほしい」と語った。
毎年、講習の初回はかんな刃の砥ぎから始まる。道具の手入れについて橋本氏は「刃物は研ぐ人の性格が丸写しになる。切れない人は性格を変えなければいけない」と言い、新人大工たちは緊張した面持ちで授業に取り組んでいた。
1年目は1日6時間、年15回の講習で部材の墨付けや加工、建て方、小屋組み、断熱気密、ボードの収めなどを学ぶ。2年目は木工事以外の専門工事の知識も習得し、現場全体を見通せる大工を目指す。