北海道の家づくりデータベース
札幌エリア版(石狩・空知・後志)
2026年(令和8年)4月7日(火曜日)

NPO法人パッシブシステム研究会(福島明理事長)はこのほど、会員向け現場見学会を開催し、同会会員の中で先進的な取組みを行う3社のモデルハウスを見学した。
同見学会は、北海道の技術をベースに温暖、多湿な地域へのパッシブ換気の普及を目指すパッシブ技術研究会(松永潤一郎代表世話人)の設立10周年記念の合同研修会として企画。
東京都、大阪府、富山県など各地から同会員12人が来道した。パッシブシステム研究会からも約20人が参加し、お互いに情報交換などをして交流を深めた。
見学先の1社目は、松浦建設(札幌市)の札幌市白石区平和通17丁目にあるモデルハウス。床下に設置したエアコン1台で全館暖房するシステムを導入している。
2社目は、拓友建設(同)の同北区太平6条2丁目にあるモデルハウス。パッシブ換気や地中熱ヒートポンプ、太陽光発電システムなどを備え、札幌版次世代住宅の最高等級「プラチナ」に認定されている。
3社目は、橋本建設(石狩市)の石狩市樽川8条1丁目にあるモデルハウス。パッシブ換気と2種換気を自動で切り替える、ハイブリッド換気システムを備える。
パッシブ技術研究会から参加した、いばやし建築(富山県高岡市)の井林一敏社長は「サッカーを学びにブラジルに行くような気持ちで今回は参加した」と本場の技術を体験する喜びを語った。
パッシブ技術研究会の立ち上げメンバーの一人であるJOIN(大阪府堺市)の熊木美樹社長は、新築に加えリノベーションでのパッシブ換気にも取り組んでいる。
「道内に比べ、温暖地では断熱に予算をかけることに施主の理解が少ない傾向があったが、最近は光熱費を抑えたいとの要望から、高断熱・省エネ住宅への理解が進んできている」と話し、「断熱の知識をしっかり持ち、施主に正しく説明できるようこれからも勉強し続けたい」と意気込みを語った。