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2023年 戸建注文住宅の全道建築確認戸数

2023年 戸建注文住宅の全道建築確認戸数

年間100戸以上の大手は7割超が戸数減

北海道住宅通信社は2023年に道内で戸建注文住宅の建築確認を得た施工者を年間確認戸数「1戸」、「2戸」、「3~4戸」、「5~9戸」、「10~29戸」、「30~49戸」、「50~99戸」、「100戸以上」の8グループに分類し、各グループで前年より確認戸数が増えた施工者、減った施工者がそれぞれ何社あったかを分析した。確認戸数5戸以上のグループでは前年より「減少」した施工者が多く、中でも「100戸以上」のグループでは7割超の施工者が「減少」だった。これに対し4戸以下のグループでは前年比「増加」の施工者が多かった。

半数超が戸数増 6割は前年ゼロの施工者

■増加戸数の上位7社

2023年に道内で戸建注文住宅の建築確認を得た施工者は1045社。そのうち、確認戸数が前年に比べ増加したのは、前年がゼロの施工者を含め540社で、全体の51.7%(前年比7.9ポイント増)を占めた。前年より減少した施工者は326社で全体の31.2%(同5.2ポイント減)。前年と同数は179社で17.1%(2.7ポイント減)だった。増加戸数が最も多かった施工者はロゴスホーム(帯広市)で前年比66戸増の425戸。二番目に多かったのが道内初進出のアイ工務店(大阪市)で同38戸純増。三番目がカワムラホーム(旭川市)で37戸増の104戸。豊栄建設(札幌市)は35戸増の293戸。今年6月に東証グロース市場に上場したロゴスホールディングス傘下のロゴスホーム、豊栄建設の2社で合わせて101戸の増加となった。次いで増加戸数が多かったのは一条工務店(東京都)で30戸増の848戸。コスモ建設(札幌市)は23戸増の98戸。マイダ工務店(札幌市)は10戸増の27戸。前年から二桁の戸数増はこの7社だけだった。

■大手ほど戸数が減少

23年の道内戸建注文住宅の総確認戸数は8530戸。そのうち未定と直営を除く1045社の8429戸について、施工者を8グループに分類し、前年より確認戸数が「増加」した施工者、「減少」した施工者、「同数」だった施工者をそれぞれ集計した。大手ハウスメーカー、ビルダーなどが占める確認戸数「100戸以上」のグループは前年と同数の14社で、そのうち10社(71.4%)は確認戸数が前年より「減少」。8グループの中で最も「減少」の比率が高かった。「増加」は4社(28.6%)。地場有力ビルダーやハウスメーカーなどが含まれる「50~99戸」のグループは11社で前年より6社少なかった。そのうち「減少」が6社(54.5%)、「増加」が5社(45.5%)と増減が拮抗した。地場中堅ビルダーや有力工務店、ハウスメーカーなどで構成される「30~49戸」のグループは前年より1社少ない18社。「減少」が12社(66.7%)、「増加」が5社(27.8%)、「同数」が1社(5.6%)と、「100戸以上」のグループに次いで「減少」の比率が高かった。地場の有力工務店が多くを占める「10~29戸」の施工者は前年より25社少ない81社。そのうち「減少」が46社(56.8%)、「増加」が28社(34.6%)、「同数」が7社(8.6%)だった。「5~9戸」の施工者は130社(同数)で、「減少」が60社(46.2%)、「増加」が51社(39.2%)、「同数」が19社(14.6%)だった。

■中小は増加が上回る

「3~4戸」以下の3グループは「増加」が「減少」を上回った。前年は確認戸数ゼロで集計に含まれていなかった施工者が多く含まれ、確認戸数が少ないグループほど「増加」の比率が高くなる傾向がある。「3~4戸」の施工者は128社(37社減)で、「増加」が63社(49.2%)、「減少」が48社(37.5%)、「同数」が17社(13.3%)だった。「2戸」の施工者は170社(12社減)で、「増加」が91社(53.5%)、「減少」が55社(32.4%)、「同数」が24社(14.1%)だった。「1戸」の施工者は493社(56社減)で、「増加」が293社(59.4%)、「減少」が89社(18.1%)、「同数」が111社(22.5%)だった。前年の確認戸数がゼロで、今年1戸以上の確認を得た施工者は349社で、確認を得た全施工者1045社に占める割合は33.4%。確認戸数が増加した540社に占める割合は64.6%。一方、前年1戸以上の確認を得た施工者1182社のうち、今年ゼロだった施工者は486社で41.1%で、市場の移り変わりの激しさを表している。

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