北海道の家づくりデータベース
帯広エリア版(十勝)
2026年(令和8年)4月7日(火曜日)

ロゴスホーム(帯広市)と豊栄建設(札幌市)を傘下に持つロゴスホールディングス(札幌市、池田雄一社長)は、宿泊体験型ショールーム「北海道クラシアム」を9月16日(土)にオープンする。場所は札幌市北区新琴似7条9丁目。約3140㎡(約950坪)の敷地にセンターハウスと6棟の常設モデルハウスを建設し、ライフステージ別の戸建住宅を提案する。
北海道クラシアムは、ロゴスホームと豊栄建設が共同で運営。センターハウスを中心に各社3棟ずつ、計6棟のモデルハウスが軒を連ねる。 センターハウス内には両社の住宅の断熱性能や耐震性能などを実感できる体験施設を設けた。躯体の構造や暖房給湯、換気などの設備の仕組みを分かりやすく見せる展示もある。モデルハウスは6棟すべて宿泊体験可能で、実際の暮らしのイメージがふくらむ。

完全予約制で来場者は1日7組に限定する。専任のコンシェルジュが見学ツアーを行い、所要時間は4時間。途中で無料の昼食を提供する。ただし、対象は家づくりを具体的に検討している希望者のみで、予約時に確認する。
「構想はコロナ禍のなかで生まれた」と、ロゴスホールディングスマーケティング部の鈴木章悟部長は明かす。コロナ禍の影響を受け、同社は2020年の秋頃から新たな集客戦略を模索していた。競合する大手ハウスメーカーが強みとしている部分に着目し、自社との違いを分析した結果、「やはり展示場があるというのは効果が大きい」と考えたという。
だが、既存の展示場ではハウスメーカー各社のフラッグシップに当たる住宅が競い合っており、「当社が大事にしている、より多くのお客様にリアルな注文住宅を体感していただくことが難しいのではと思った」と鈴木氏。そこで、自社の自由な裁量で運営できる単独展示場を目指すに至った。
鈴木氏は、来場者へのアプローチとして「ライフステージに着目した」と話す。ライフステージが変われば快適な住まいの在り方も変わる。それぞれのステージに合った家をつくる方が合理的で、より多くのユーザーに訴求できるとの観点から、6棟のモデルハウスはライフステージ別のプランとした。 結婚した当初の夫婦二人だけの生活から子育て時期、二世帯同居、リタイア後など、六つの異なるライフステージに寄り添ったモデルハウスを見せることで、それぞれの暮らしに最適な家づくりを提案する。

二世帯住宅のモデルハウス

平屋(手前)と2階建のモデルハウス
センターハウスは木造2階建で、延床面積609.35㎡のショールーム。建物全体のBEIが0.62と高い省エネ性能を有し、札幌市の建築物環境配慮制度(省エネ)のランクで「省エネ基準相当」に位置付けられている。 家づくりに関するさまざまな情報と体験を提供し、1階は動画視聴室、地震体験室、キッズルーム、商談スペース、事務所など。地震体験室では、住友ゴムの住宅用制震ダンパー「ミライエ」の効果を体験できる。

性能による違いが分かる温度体験室
2階は温度体験室、構造コーナー、換気コーナー、発電コーナー、暖房・給湯システム展示、収納コーナーなど。温度体験室は、断熱性能の異なる三つの部屋があり、暖かさの違いを比べられる。
モデルハウスは木造平屋が2棟、2階建は3棟、3階建1棟。延床面積は68.32㎡から148.04㎡まで。それぞれに特徴があり、設備や仕様を見比べられる。
例えば、子どもが巣立った後のライフステージを想定したモデルは車イスに対応。玄関前にスロープを設け、玄関は自動引戸とした。L型キッチンや浴室の全身シャワーなど水回りもバリアフリー仕様。さらに7.2kWの太陽光発電と暖房時ガス発電(コレモ)のW発電で、ZEHを実現している。
小さな子どもがいるファミリーのモデルもZEHで、4.8kWの太陽光発電システムと蓄電池を搭載。電気自動車への充電ができ、災害時のレジリエンス性に配慮している。
鈴木氏は「全道から来場してほしいという思いから、北海道を名前に付けた。モデルハウス全棟で宿泊できるし、一部はペットも泊まれる」と話し、札幌エリアだけでなく地方からの集客にも期待を寄せた。