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ソトダン21 「AI勉強会」

AIは、施主と向き合う時間を作る

講師を務める神馬氏

外張り断熱工法を採用する道内工務店のグループ・ソトダン21(高橋広明会長)は8月19日、AI活用の知見を広めるAI勉強会を札幌市内のホテルで開催した。
AI勉強会は全5回開催予定で、1回目の今回のみ会場で行い、以降はオンラインで実施する。講師は毎回、神馬建設(日高管内浦河町)の神馬充匡社長が務める。
第1回のテーマは、「AIにできることは、AIにお願いしよう」。神馬氏は自身の使い方として、①話したことを文字にする②下書きを書かせる③長いものを短くする④写真から必要なことを抜き出す――の四つに分けて解説した。

施主との打ち合わせを録音するとAIがテキストにして要点を書き出してくれるので議事録を作成しなくて済むことや、礼状やお知らせ文もAIが作った下書きを手直しすればいいだけになること、補助金の交付要綱を要約してもらうことなどを紹介。従来の作業量が大幅に削減され、神馬氏は「机に向かう時間を削ることで、その分を施主と向き合う時間に使える」と強調した。
音声をメモ化する機能は日常的に活用でき、例えば建築現場で気付きがあったらその場で話して録音し、後で職人の段取りなど文章にして渡すことができる。「車の運転中でも喋ったことがそのまま議事録になるので、車が仕事場になる」と話した。
また、文章の8割はAIに書かせるとしながらも、自社の過去のブログやSNSを読み込ませて、自社らしさを加味することもテクニックとして提起した。
文章を短くすることについては、AIは要約が得意で例えば補助金や法改正の説明資料、メーカーのカタログから自社に関係のあるところだけを抜き出してくれる。文章を読み込む時間が短縮される分、それについて決定することに使える。「決定するのは人。その時間をしっかりと確保するためにAIを活用することが大切」と述べた。
写真については、言葉で説明できないことをAIは言葉にしてくれるので、現場写真から記録を残したり、不具合を抽出させたりすること、施主の選んだ写真から好みをまとめ設計に生かすことなどの活用方法を挙げた。
この他、AIを学習するために参考になるXやYouTubeなどの複数のSNSアカウントを紹介。参加者にはまず活用してみることを勧め、次回までに1回でもAIによるメモ化を行うことを宿題とした。
AI勉強会に続き、6月に開催された建築関係団体による「合同研究会in仙台」の報告会が行われた。奥野工務店(札幌市)の狩野泰孝社長が、記念講演や分科会の内容を説明。また、視察した東日本大震災の遺構や復興後の施設について報告した。

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