北海道の家づくりデータベース
札幌エリア版(石狩・空知・後志)
2026年(令和8年)9月14日(月曜日)

「エコフィール」は、排気ガス中の熱を回収し、再利用して熱効率を高めた高効率型石油給湯器。熱効率を従来型石油給湯器の83%から95%に高め、灯油の使用量を節約する。さらにCO2の排出量を削減して環境にも配慮している。
2013年から暖房用エコフィールも発売された。室内外の温度差が少なく、ヒートショック防止などに有効なことが特長で、特に寒冷地の道内や東北地方での採用も増加している。現在、エコフィールはコロナ(新潟三条市)、サンポット(岩手県花巻市)、長府製作所(山口県下関市)、ノーリツ(神戸市)の4社が取り扱っている。
(写真:下段に暖房用エコフィールのボイラーを設置)
ジョンソンホームズ(札幌市)は、同社のメインブランド「COZY(コーズィ)」の暖房にエコフィールを標準装備している。COZYは、無駄を省いたコンパクト設計で「自分サイズの家」がキャッチフレーズのブランド。年間約150棟を供給している。
別ブランドの「アメカジ工務店」は、自動車やバイク、スノーボードやサーフィンなど趣味と生活の一体化をコンセプトに、若い人から最近では50〜60代にも支持されているシリーズ。18年度は37棟施工のうち約半数が暖房用エコフィールを採用した。また昨年は、札幌市東区などで販売した建売住宅50棟にもエコフィールを採用した。同社がCOZYにエコフィールを標準装備するきっかけとなったのは、15年に導入された「省エネ住宅ポイント」。「住宅金融支援機構の長期固定金利住宅ローン『フラット35S』Aプランの技術基準に合致するため、5年前から採用している」(同社プロダクトチーム設計・笹嶋剛氏)。
灯油価格は多少変動があるものの、購入した顧客からの評判も上々とのこと。「道内では、灯油はどのエリアにも配達してもらえるため安心感を持っている方も多く、施主からの信頼も高い。ランニングコストの低さについても評価をもらっている」(同)。
暖房用エコフィールの販売が始まったのは13年から。同社では「これまでも長く採用しているが、今後もエコフィールをメインに使っていきたい」と話している。