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渋谷建設(函館市)の規格型ZEH「Semie(セミエ)」

渋谷建設(函館市)の規格型ZEH「Semie(セミエ)」

規格化によるメリットを解説

道は12月10日、「きた住まいる現地セミナー」を函館市内で開催し、渋谷建設(函館市)の渋谷旭社長が同社の規格型ZEH「Semie(セミエ)」についてモデルハウスで解説。約20人が参加した。

同社はこれまでのZEH建設の経験を活かし、ZEH対応のセミオーダープランを作成。1階は土地の広さや方向によって数パターンを用意し、2階はスケルトンインフィルで自由設計にしている。本体価格(税別)は1800万円。ZEH仕様にした場合は2050万円になる。

注文住宅のUA値を0.2W/㎡K前後で設計していたが、セミエは0.3W/㎡K前後で設計している。渋谷社長は「規格化にあたり断熱性をある程度緩和して設備に重点を置いた」と説明した。

規格化のメリットとして、大工職人が施工に慣れることで省力化が進む点を挙げた。渋谷社長は「品質確保のためには大工育成しかない。職人を育てないことには住宅は建てることができない」と話す。

基本仕様は、高性能GW200㎜厚にトリプルガラス樹脂サッシを採用。給湯はエコキュート、暖房はHP式パネルヒーターで換気は第一種熱交換換気を導入した。

ZEH基本仕様に、太陽光発電7.75kW、蓄電池6.0kWhにハイブリットパワコン、HEMSが追加される。

蓄電池は深夜電力で充電し、太陽光発電がなくなる夕方や夜に使用する。

ハイブリッドパワコンは200Vを供給でき、停電時でも切り替えスイッチだけで電源を太陽光発電や蓄電池に切り替えできる。渋谷社長は「停電時に太陽光発電への切り替え方法を忘れてしまうオーナーが多くいた。マニュアル化を進めるなど非常時の際に慌てない準備が必要」と説明した。

太陽光パネルは平置きで設置している。勾配を付けた状態でも約2ヵ月は積雪により使用できないため。施工性が高くなり落雪によるリスクも減ったという。

ZEHを提供するには金額面のほかに打ち合わせ時にエネルギー消費量の計算結果を用意する必要があり負担になっていたが、規格型ZEHを用意することで顧客がZEHに興味を示した場合、金額を含めた提案がすぐにできることがメリットだという。

渋谷社長は「長期優良住宅やBELS認定を自社で設計から申請までワンストップで行うため、その場で提案できる強みになる」と説明。こうした根拠を示すことで顧客との信頼関係を築くことができるという。

これからの住宅に必要なものとしてIoT技術への対応を挙げた。渋谷社長は「地域の工務店も住まい方の一つの提案として対応しなければならない」と話した。

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