北海道の家づくりデータベース
札幌エリア版(石狩・空知・後志)
2026年(令和8年)5月24日(日曜日)
大和ハウス工業がタワーマンションを建設
札幌市厚別区の「市営住宅下野幌団地」跡地の再開発事業「新さっぽろ駅周辺地区G・I街区開発プロジェクト」のうち、G街区が竣工し、このほどI街区の概要が明らかになった。

大和ハウス工業(大阪市)が病院や大学などとコンソーシアムを組んで進めている事業で、G街区の札幌学院大学と札幌看護医療専門学校は既に完成し、両校とも4月に開学する。
I街区は3つの病院とメディカルビル1棟がそれぞれ2022年7月に開院する予定で、ホテルと商業施設は23年度、分譲マンションも23年5月に竣工する計画。JR新札幌駅と各施設を屋内空中歩廊「アクティブリンク」でつなぎ、季節や天候に左右されない歩行動線を確保する。さらに、憩いの場となる公園「アクティブガーデン」や、低炭素で災害に強い街を目指す「エネルギーセンター」を設置し、北海道ガスがI街区全体に電気と熱エネルギーを供給する。
所在地はG街区が札幌市厚別区厚別中央1条5丁目1番1号他、I街区は厚別中央1条6丁目493-12他。開発総面積は約5万5700㎡、総事業費は約500億円。
分譲マンションの名称は「プレミストタワー新さっぽろ」。地上30階建のタワーマンションで総戸数220戸、間取りは1LDK~4LDKの全16タイプ。「新しい生活様式」に対応したテレワークやWeb会議などに使えるスペースのほか、スカイラウンジ、フィットネスルームなども設置する。今年5月初旬にモデルルームをオープンし、6月中旬から販売を開始する予定。販売価格は未定。
売主の大和ハウス工業によると、札幌市内で30階以上の分譲マンションは同物件が11棟目になるが、JRと地下鉄の双方の駅に直結した物件は初めて。昨年11月にホームページを開設して以来、1000件を超える問い合わせが寄せられているという。
新さっぽろ駅周辺地区は71年に「札幌市長期総合計画」で「副都心」として位置づけられ、JR、地下鉄、バスターミナルなど利便性の高い生活拠点として整備されてきた。しかし、少子高齢化が進むなかで、開発可能な未利用地や市営住宅の建て替えによる余剰地の活用方法などが課題として浮かび上がってきた。
市営住宅下野幌団地の跡地利用については、市が開発案を公募し、17年3月に大和ハウス工業を代表者とするグループを事業主催に選定。同グループは19年3月にG街区の1万6418.53㎡、5月にはI街区の3万9243.43㎡の開発許可を得て工事に着手していた。