北海道の家づくりデータベース
札幌エリア版(石狩・空知・後志)
2026年(令和8年)4月7日(火曜日)

(一社)北海道ビルダーズ協会(武部豊樹、菊澤里志代表理事)は7月5日、道立札幌高等技術専門学院と共催で、同学院建築技術科の学生を対象とした社会見学会を開催した。2018年から毎年行なっており、今回で5回目。
当日は1年生と2年生合わせて15人が貸し切りバスに乗り、作業場、モデルハウス、2ヵ所の新築工事現場を順に見て回った。丸三ホクシン建設(石狩市)と三五工務店(札幌市)が見学場所を提供した。
建築中の現場では、完成してからでは見られない構造や断熱材などについて説明があった。丸三ホクシン建設の棟梁は「現場は大工が工夫して進めていく」と話し、大工の役割の大きさを学生に教えた。
参加した2年生の野呂夏鈴さんは、「どこを見ても作業がきれいで圧倒された」と感想を述べた。同じく2年生の佐々木麗さんは、「工務店さんによって作り方が違うのがおもしろい」と言い、「家は一つ一つ違うところに興味を惹かれる」と話した。二人とも父親が大工で、その影響から大工になる勉強をしているという。
将来の夢について聞くと、野呂さんは「父のような大工になること」、佐々木さんは「建築関係の仕事につきたいが、大工か設計士かで迷っている」と答えた。
建築技術科の学生は就職にほぼ大工を志望し、昨年度の卒業生は16人のうち14人が地域の工務店に採用されている。
丸三ホクシン建設の社長で、北海道ビルダーズ協会大工育成委員会の首藤一弘委員長は、同学院について「大工の職業訓練校は全国的にも貴重。ここが頼みの綱」と話し、今後も協力していく意向を示した。