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アース21 函館で定例会 – ハルキの事務所や工場など見学

アース21 函館で定例会 – ハルキの事務所や工場など見学

ハルキの事務所外観

地域に根差した工務店グループ、アース21(菊澤里志会長)は8月20、21の両日、2024年度函館例会を開催した。
1日目は、バスツアーによる現場見学会で33人が参加。最初に製材、集成材、プレカット加工のハルキ(渡島管内森町)を訪問した。
ハルキの春木真一社長の案内により、事務所と工場、春木氏の自邸を見学。事務所は昨年2月に新設したもので、23年度赤レンガ建築奨励賞を受賞している。意匠設計が髙田傑建築都市研究室(北斗市)、構造設計は東京電機大建築学科建築構造研究室(笹谷真通教授)と宮原一級建築士事務所(福岡県大牟田市)、施工は紀の國建設(函館市)が担った。

特徴的な木造平行弦トラスが支える大きな屋根は、地元森町産のカラマツ、トドマツ、スギの三つの樹種を使用。外内装はハルキが販売する道南杉の壁材「ハル壁」シリーズを随所に用いるなど、地産地消を目指した建物だ。2階建で1階がオフィス、2階は打ち合わせからイベントまで行える多機能スペースやギャラリーなどがある。


オートメーション化が進む工場


事務所の内装も道南杉

工場は、製材工場と加工場がそれぞれ三つ、プレカット工場、人工乾燥機などがあり、製材、プレカット、集成材加工まで一貫生産できる。自邸は、無塗装の道南杉を外装に使った平屋だった。
続いて、山野内建設(渡島管内八雲町)が函館市内で公開している高性能なLCCM住宅のモデルハウス、マルサ佐藤建設(函館市)が施工中の築35年のリノベーション物件建築現場を見て回った。
2日目は、函館市内のホテルで勉強会を開催。「建築(住宅)業界の今後の動き」をテーマに、旭化成建材(東京都)札幌住建・断熱営業課の野田直人氏、YKK AP(同)北海道商品開発室室長の倉島淳一氏、そして春木氏がそれぞれ発表を行った。
野田氏は、戸建住宅市場での競合が激しくなる中で「ニッチ戦略がヒントになるのでは」と提起。顧客すべてではなく、「100人中のたった一人から満点を取ることを目指すべき」と促した。
倉島氏は、同社の高性能トリプルガラス樹脂窓APW430が10年かけて北海道から全国に広まったことを挙げ、小さなことからやってみる「スモールスタート」を呼びかけた。そこからDO(行う)、CHECK(チェックする)、ADJUST(調整する)の頭文字をとった「DCA」を意識し、「次の10年を構築する」とした。
春木氏は、木材の今後の動向について「国産材の活用が増えていくのでは」と強調。小学校や商業施設での木育活動など、ハルキの取り組みを紹介し、「北海道の木の価値を高めていきたい」と語った。

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