北海道の家づくりデータベース
札幌エリア版(石狩・空知・後志)
2026年(令和8年)4月7日(火曜日)

北海道住宅通信社は2023年1~6月の札幌市内の建築確認戸数ランキングを基に、注文住宅と建売住宅を合算した上半期の戸建住宅ランキングを集計した。確認戸数がもっとも多かった施工者は一条工務店、2位はジョンソンホームズで前年同期と変わらず。前年同期は5位だった豊栄建設が3位に入ったほか、同9位だったロゴスホームも6位に浮上し、ロゴスホールディングス傘下の両社が復調している。注文、建売ともに道内の戸建住宅市場が低迷する中、ランキング上位を占める各社の業況にも色濃く濃淡が表れている。
札幌市と民間の指定確認検査機関が1~6月に確認検査した同市内の戸建注文住宅、建売住宅の施工者ごとの戸数を集計し、注文・建売合算の「戸建住宅ランキング」としてまとめた。
1面は20位までの21社を掲載。 9面に22位以下で確認戸数2戸以上の118社を掲載する。


もっとも確認戸数が多かった施工者は一条工務店で139戸(前年同期比17戸増)。すべて注文住宅だった。前年は年間を通して伸び悩んだが、今年の上半期は回復に向かっている。2位はジョンソンホームズの116戸(同2戸減)。内訳は注文が57戸(5戸減)、建売が59戸(3戸増)。同社は近年、建売の戸数を増やしており、今年の上半期では注文の戸数を超えている。1、2位は前年と変わらず、上半期で100戸超えはこの2社のみ。3位は豊栄建設の86戸(16戸増)。すべて注文(21戸増)で、建売はゼロ(5戸減)。前年は戸数の落ち込みが目立ったが、今年はここまで前年を大きく上回るペースで戸数を伸ばし、二つ順位を上げた。4位は土屋ホームで81戸(8戸減)。すべて注文(9戸増)で、建売はゼロ(17戸減)。注文だけをみると増えているが、建売の減少分が響いた。順位は前年と変わらず。5位は北海道セキスイハイムで69戸(42戸減)。内訳は注文が46戸(34戸減)、建売が23戸(8戸減)。注文の減少幅が大きく、建売も減っているため、もっとも戸数が減少し、順位も二つ下がった。6位はロゴスホームで58戸(11戸増)。注文が54戸(21戸増)と大部分を占め、建売は4戸(10戸減)と減少。注文の大幅な伸びで建売の減少分をカバーし、昨年より三つ順位を上げた。3位の豊栄建設とともに、ロゴスホールディングスの両社が苦戦した前年から復調している。7位はミサワホーム北海道で、6位のロゴスホームと1戸差の57戸(5戸増)。注文が54戸(5戸増)、建売は3戸(同数)と前年より上向いている。8位はアーキテックプランニングで47戸(6戸増)。注文が44戸(8戸増)、建売が3戸(2戸減)と注文が好調を維持している。同社は前年、ランキング上位が軒並み戸数を減らした中で、戸数増だった数少ない一社。9位は札証物産と東栄住宅がともに43戸の同数で並んだが、前年同期との対比では札証物産が19戸減に対し東栄住宅は18戸増と明暗が分かれた。内訳をみると、札証物産は注文が5戸(5戸増)、建売が38戸(24戸減)で、現在の札幌市内の建売市場の冷え込みが顕著に上半期の戸数に反映されている。一方、東栄住宅は43戸すべてが建売だが、昨年を大幅に上回るペースで戸数を伸ばしている。同じく飯田グループホールディングス傘下のアーネストワンが37戸(27戸増)で11位。こちらもすべて建売だが、前年の3倍以上に戸数を伸ばした。
建売を扱う施工者の多くが前年からの在庫を抱えて新規物件を抑制している中、飯田グループの大資本を背景とする両社は長期在庫を抱えず早期に売り切り、積極的に新規物件を供給する姿勢が目立っている。12位の三愛地所も同様に建売主体で35戸(17戸増)と前年から戸数がほぼ倍増している。内訳は注文が7戸(1戸増)、建売が28戸(16戸増)。12位には同社のほか、エムズ・インダストリー、住友林業、匠建コーポレーションの3社が同数で並んだ。住友林業はすべて注文で35戸(11戸減)。建売は前年と変わらずゼロ。匠建コーポレーションは注文21戸(13戸減)、建売14戸(3戸減)。ともに注文の減少が大きかった。エムズ・インダストリーは注文35戸(3戸減)で建売はゼロ(同数)。大きく戸数を伸ばした前年と比較すると、若干ペースが鈍い。16位はスウェーデンハウスの29戸(7戸増)。内訳は注文25戸(3戸増)、建売4戸(4戸増)。17位の藤城建設はすべて注文で26戸(4戸増)。昨年2戸あった建売がゼロになったが、注文が6戸増加した。18位のタマホームもすべて注文で25戸(3戸増)。昨年3戸あった建売はゼロになった。19位のユニバーサルホームは25戸(6戸減)で、注文24戸(7戸減)、建売1戸(1戸増)。20位はコスモ建設と積水ハウスが23戸で同数。コスモ建設は注文19戸(5戸増)、建売4戸(11戸減)で、建売の減少が大きい。積水ハウスはすべて注文で、建売は前年と同じくゼロだった。
ランキング20位までの21社のうち、前年同期より戸数が伸びている施工者は12社。増加戸数の合計は137戸。戸数が減った施工者は8社で、減少戸数の合計は114戸。21社の合計では23戸の増加となった。ランキングの作成においては、札幌市が保管する建築計画概要書を閲覧し、建築主と施工者が同じ物件を建売として集計している。合計欄は1戸のみの施工者も含めた全戸数のため、表中の戸数を合計した数とは異なる。