家づくりコラム

家づくりで失敗しない収納スペースの決め方

「広さ」より「場所と奥行き」!

 

 

 

 

こんにちは、タテロウです。
間取りの打ち合わせで、誰もが一度は頭を悩ませるのが収納です。

「とにかく物をしまう場所を増やしたい!」と収納をたくさん作ったものの、実際に暮らし始めると「なぜか部屋が散らかる」「欲しいものがすぐ出せない」という後悔の声は後を絶ちません。

実は、本当に使いやすい収納づくりに必要なのは、単なる「広さ(量)」ではなく「使う場所」と「奥行き」、そして「見せ方」の設計です。今回は、ずっときれいな家を保つための収納スペースの考え方を解説します!

1. よくある失敗!「ただ広い収納」が片付かない理由

収納で失敗してしまう大きな原因は、次の2つです。

原因①:「とりあえず巨大な納戸」を1つ作ってしまう

何でも入る大きな収納は便利に見えますが、いろいろな場所で使うモノを1カ所に集めると、出し入れのたびに行き来が必要になり、結果的に「出すのもしまうのも面倒」になって放置されてしまいます。

原因②:「奥行き」が深すぎる

収納は「深ければ深いほど良い」と思われがちです。しかし、奥行きが深すぎると手前に物を置いてしまい、奥のものが取り出せない「ブラックホール化」が起こります。実は、日用品や服の多くは奥行き30cm〜40cm程度があれば十分スッキリ収まります。

2. 間取り計画で実践したい「3つの収納ルール」

Rule ①:「使う場所」のすぐ近くに「定位置」をつくる

収納は「モノを使う行動のすぐ近く」に配置するのが鉄則です。

●リビング周辺

書類、薬、掃除機、子どもの学習道具など、家族が集まる場所ほど小物が増えます。小さくてもリビング壁面収納や階段下を活用した収納があると一気に片付きます。

●玄関まわり

冬場のかさばるコートやダウン、濡れた長靴、手袋やマフラーなどは、部屋に持ち込む前に玄関横のシューズインクロークに掛けられる動線をつくると、部屋にコートが放置されません。

Rule ②:「動線」に組み込む

出し入れのストレスを減らすには、日常の動きの中に収納を組み込むのがコツです。

●ファミリークローゼット× 洗面室

洗濯機から「洗う→干す→しまう」を数歩で完結させる動線。特に衣類を畳まずにハンガーのまま掛ける収納を中心にすると、家事の時間が劇的に減ります。

●パントリー× 玄関・キッチン

買い物から帰ってきて、まとめ買いした重い食材や飲料水をそのままパントリーへ置ける帰宅動線を考えると、キッチン周りがいつもスッキリします。

Rule ③:「見せる」と「隠す」をメリハリづけする

すべての収納に扉をつけると、コストが上がるだけでなく、部屋が狭く感じられたり開け閉めが面倒になったりします。

●扉付きで「隠す」

生活感が出やすい書類や家電、日用品ストックなどは扉で完全に隠します。

●飾り棚で「見せる」

お気に入りの観葉植物、雑貨、本などは造作のオープン棚に配置します。

3. おしゃれ度が劇的にアップする!「見せる収納」3つのコツ

空間のアクセントになるオープン棚やニッチをつくる際は、次のコツを意識すると、散らかって見えないおしゃれなディスプレイになります。

コツ①:「飾る場所」と「しまう場所」を明確に分ける

見せる棚には「本当に見せたいお気に入り」だけを厳選して置くのが鉄則です。生活感のあるものはカゴやボックスに入れて棚に置くか、隠す収納へ回しましょう。

コツ②:「余白」を意識してモノを置きすぎない

棚ぎっしりにモノを並べると「散らかった棚」に見えてしまいます。棚の面積の6〜7割程度に抑え、あえて隙間(余白)をつくることで、ショップのような洗練された印象になります。

コツ③:素材や色味のトーンを統一する

飾る雑貨や収納ボックスの色・素材(木製、ステンレス、ガラスなど)をインテリアのベースカラーと合わせると、空間全体にまとまりが生まれます。

4. 【北海道ならでは】季節ものの「大型保管スペース」も忘れずに!

北海道の暮らしでは、季節によって使うものがガラリと変わります。

●冬もの:加湿器、除雪道具、大量の厚手アウター・掛け布団

●夏もの:扇風機、除湿機、バーベキュー用品、キャンプギア

こうした特定の季節しか使わない大型のモノをしまっておくためのファミリークローゼットの上部棚や階段下スペース、小屋裏(ロフト)収納などを1〜2カ所作っておくと、居室のクローゼットが季節外のモノで圧迫されずに済みます。

まとめ:「何を入れるか」を決めてから棚を作ろう!

収納計画で一番大切なのは、間取り図に収納の四角を描くことではなく、「そこに何を、どういう状態でしまうか(見せるか)」を事前にイメージすることです。

今のお家にある持ち物をリストアップし、「新居ではこれをどこに置こう?」とパズルのように当てはめていくのが失敗しない近道です。

TATERUBEに掲載されている住宅会社は、施主様のライフスタイルや持ち物に合わせた「オーダーメイドの収納提案・見せる収納のインテリア設計」が得意なプロばかり。ぜひ「今の家のこういうところが散らかって困っている」というお悩みを、そのまま工務店さんに相談してみてくださいね!

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